築年数の古い物件のリノベーション|何年もつ?|家貴族
築年数の古い物件のリノベーション|何年もつ?
築古は耐久性が心配
築年数の古い中古物件
「この物件いつまで住めるのか」
「地震が来ても倒壊しないか」
「断熱性や気密性は大丈夫か」
築年数の古い物件の場合、心配になることが多いです。
まして床下や壁の中がどうなっているのかなんて素人がみてわかるものでもありません。
そんな心配を除くのがリノベーションです。
リフォーム・リノベーションとは
リフォームはクロスや床を張り替えたり、水回り設備を最新の物に取り換えたりする表面上新しくすることです。
リノベーションは一度壁や床、天井などをめくってスケルトン状態にして新たに作り直していくことと思ってください。
その際に、今まで見えていなかった構造部材や断熱材があらわになります。そして必要な補修や補強をしてやります。その中で耐震性を高める為の工事も同時に行います。また、外壁面の壁もすべてめくれば、断熱材も新たに詰めこむこともできます。サッシを交換しペアガラスに入れ替えることもできます。古くなった設備配管なども見て交換することができます。ほぼすべてが新築同様になるのがリノベーションです。
何年もつ?
「じゃあ築30年の中古物件はリノベーション後何年持つの?」
「築60年の中古物件はリノベーションできないの?」
100年以上立派に残っているお家が日本にはたくさんあります。100年前の技術で建てられたお家が今も残っているのです。
そこから何年も経った後に建てられたお家は少なくともそれ以上は残るだろうと考えます。
しかしそれは、今回のリノベーションでどこまでしっかりと費用をかけて直すか。今後のメンテナンスをどれだけこまめにできるかが重要です。
完璧にリノベーションしようとすると、新築住宅が建つのではというくらいかかることもあります。
しかし、それでも解体や基礎コンクリートがない分、新築を購入するよりもお得ではあります。
リノベーションは構造部材まで一度出します。しっかりと確認して補強してもらえる工務店さん、大工さんにお願いするべきです。
また、大工さんの腕が非常に重要になります。長年のくせを持った部材を活かしながら再生させていくのは新築を建てるよりも難しいので、知識と経験のある大工さんじゃないと、後になって不具合が起こってきます。リノベーションする際は、しっかりと優秀な大工さんがいる工務店を見極めることが重要です。
新築とリノベーションの違い
「中古リノベーションのメンテナンスは何をすれば良いの?」
それは10~15年ごとに外壁や屋根のメンテナンスをしてあげること。
20年くらいたったら設備が古くなってくるので交換してあげること。
それくらいです。
新築を建てた場合と何か違うことはありますでしょうか?
ありません。
新築でもリノベーションでもメンテナンスの面から考えると何も変わりません。
では格安を謳うペラッペラの新築建売を購入するのと、30年前しっかり頑丈に作られた立派なお家。
どちらが先に潰れると思いますか?
もちろん中古物件もしっかり見定める必要はありますが、新築にこだわる必要はもうなくなったのではないでしょうか。
リノベーションの価格
リノベーションの価格もピンからキリです。どこまでやるかによります。
断熱材を取り換えて、窓サッシも交換し、床も下地からやり直すのか。
外壁や断熱材は残したまま間取りだけを変更するのか。
基礎だけ残しての、あとはいちから建て直すのか。
等、どこまでするかによりますが、全部やろうと思ったら新築が建つくらいの金額になることもあります。良質な中古物件で構造体や断熱がしっかりしている場合だと必要最低限のリノベーションで済むかもしれません。家の性能にや仕上げ材にどこまでこだわるかによっては本当に上限のキリがありません。
一般的な目安として、築30年、30坪程度の家をフルリノベーションするのであれば、1000万円~1200万円程見ておく必要があります。あとは予算と物件の状況を見てどこまでやるかやらないかです。必要最低限であれば、800万円でリノベーションすることもできます。気になる物件があれば、一緒に見に行きますのでお気軽にお問合せください。
必要に応じて追加費用は掛かってしまいますが、構造計算することもできます。
新築と中古両方で探せる
中古リノベーションを視野に考えられる方は、新築だけに絞って探されている方に比べて、選択肢がかなり広がります。選べる立地も豊富になりますし、土地を探している競合が一気に減ります。新築で探していたけど、何年も買えないでいる方は一度リノベーションも含めて検討されるのもありだと思います。そして、リノベーションを視野に探されている若い方がすごく増えてきたとうい印象を受けます。柔軟な考えをもった方が増えて嬉しく思います。