狭いリビングをお洒落に快適に!レイアウトと間取りの法則|家貴族
狭いリビングをお洒落に快適に!レイアウトと間取りの法則
家のスペースには限りがあり、その中でもやっぱりできるだけ快適に暮らしたいものですよね。
特にリビングは生活の中心になる場所なので、リビングが快適かどうかで生活のクオリティは大きく変わってきます。
ただ、一言でリビングと言っても、コンパクトなリビングの家に住む場合もありますし、
家を建てる場合にどうしてもリビングの広さが十分に取れない場合もありますよね。
そんな場合は、どうすれば快適なリビングにすることが出来るのでしょうか?
今回はコンパクトなリビングや、狭いリビングを快適にするレイアウトや間取りについて詳しく見ていきたいと思います。
▷狭いリビングを快適にするには
まず、実際に狭いリビングを快適にする方法について見てみましょう。
リビングを快適にする具体的な方法としては次の3点が重要となります。
①家具の配置を工夫する。
②家の間取りを工夫する。
③部屋が広く見える法則を知ること。
この3点を組み合わせると、面積的に狭くても快適なリビングにすることが出来ます。
では、まずは家具の配置はどのような配置にするといいのでしょうか?
▷ダイニングとリビングを一緒にする
LDKというと、キッチンの近くにダイニングテーブルを置いてリビングにはソファを置くもの。
このように思ってしまいがちですが、狭いリビングにダイニングテーブルとソファを置くとさらに狭く見えてしまう事もよくあります。
リビング一杯に家具があると、リビングに余裕がなくどうしても狭く見えてしまいます。
もちろん、コンパクトなダイニングテーブルに小さめのソファという組み合わせであれば大丈夫な場合もありますが、サイズ感を上手くつかむのは中々難しいので
そんな時にオススメなのが、リビングとダイニングを兼ねた家具選びをするという方法です。
例えば、高さの低いローテーブルをリビングの中心に配置し、その周りに高さの低いソファやクッションを組み合わせれば、食事や団らんやくつろぎスペースといった
マルチなスペースにもなります。
家具の配置にも余裕があるので、たとえ狭いリビングであったとしても落ち着いた空間を演出できるんですよね。
特に丸テーブルにすると人が集まった時にも詰めて座ると、何人も座る事ができるのでよく人が集まる場合や家族が多い場合には必須な選択肢となります。
また、キッチンの前はカウンターとしてちょっとした食事が出来るようにしておくのもオススメです。
朝食など短時間で済ませたい場合はキッチンの近くで簡単に食事ができるというのは、忙しい毎日では便利になってきます。
くつろいで食事をする時はリビングで、パッと済ませたい時はカウンターというようにメリハリを付けられるようにすることで、
より生活に馴染みやすいLDKにすることが出来るんですよね。
一方、歳を取ると床に座る生活というのは少し苦手に感じてしまう方や、床座があまり好みではないという方もいるかと思います。
そのような場合は、少し高さを抑えたダイニングテーブルをリビングの中心に置いて、そのダイニングテーブルを囲みながらソファや椅子に座るという
アレンジするのも1つの方法です。
低めのダイニングテーブルにすることでソファに座っても高さが高くなりすぎず、食事だけではなく、サイドテーブルの代わりにしたり色々な使い方が
出来るテーブルにすることが出来るんですよね。
二世帯住宅で親御さん世帯のリビングにこのような配置にするというのも足腰の負担を考えると効果的です。
ちなみに、この時のソファはあまり柔らかくなくある程度硬さのあるソファがいいですね。
柔らかく沈み込みやすいとくつろぐには最適ですが、食事や作業などするにはあまり向かないのです。
長く座る場所ほど、ある程度硬さがある方が疲れにくくなります。
このように狭いリビングではダイニングとリビングを兼ねた家具を配置する。
また、それに合った家具を選定するというのはとても効果的な方法なんですね。
▷家族が自由に過ごせる家具の配置
狭いLDKの場合、ダイニングスペースを長居ができるような作りにして、残りの空いたスペースは自由にゴロゴロと出来る空間にするというのも楽しいものです。
ダイニングでくつろげるような椅子だけではなくソファベンチを設けて快適性を上げつつ、残りのスペースは自由に使えるようにするということですね。
空いたスペースをワークスペースにしたいという方はカウンターの一部をデスクにしたり、リビングは子供の遊び場にしたりゴロゴロ出来るように
広々と場所を確保したり、ダイニングを快適にしておけば後は自由にアレンジできるので日々の生活に必要なものを組み合わせてアレンジするのもいいですよね。
ちなみに、ワークスペースをダイニング横のスペースに作るというケースがよくあります。
ただ、この場所にワークスペースを作る事が難しい場合や、収納をもう少し増やしたいということも。。
そんな場合はソファの後ろをワークスペースにするのも1つの方法です。
家全体が見渡せるのでお子様の様子を見ながら家で仕事する場合にも安心ですし、ソファとサイズを合わせればスッキリと綺麗なワークスペースにすることが出来ます。
背面が壁なのでTV会議の際も背景が気になることはありませんし、壁に向かって仕事をした方が集中できる場合はデスクの位置を上下反転させるのも◎
ワークスタイルに合わせてアレンジして自分だけのスモールオフィスを作るのもいいですよね!
一方、ソファの後ろのワークスペースを作る場合はソファとTVの位置が近くなりやすいので、ソファは奥行きを抑えた物をチョイスしたり
TVを壁掛けにするなどして、TVまでの距離を考えた家具選びを行うのがポイントです。
在宅ワークも一般的になってきているので、どこかにスペースが作れそうならワークスペースとして使える場所も積極的に作っていきたいですね。
▸▸間取りで工夫する
▷壁付きキッチンは狭いリビングの味方!?
家の広さの関係でリビングが広く取れない。そんな時は壁付けキッチンを検討してみるのもオススメです。
一般的に、キッチンは対面キッチンと壁付けキッチンの2パターンに分かれます。
例えば、対面キッチンの場合、キッチンのすぐ後ろにダイニングテーブルを置くことが多く、キッチンスペース兼ダイニングスペースというように料理だけのスペース以外にも
キッチンを使うことが出来るようになります。
そのため、壁付けキッチンにすることで家の面積を有効活用出来るんですね。
ワンルームマンションやアパート、賃貸マンションで壁付けキッチンが多いのも、対面キッチンにするよりも広い面積が必要となってしまうので壁付けキッチンにしているケースが多いです。
また、壁付けキッチンは部屋の壁際にキッチンが来るので、対面キッチンのようにキッチンで空間が区切られることがないので、部屋の中が広く見える効果もあります。
部屋が広く見える為には、視界が遮られずにどれだけ視線が抜けるかどうかが重要というのが大きな理由です。
特に狭いリビングだと、対面キッチンにするよりも壁付けキッチンにした方がスペースを有効活用できますし、見た目も広く見えるという効果も期待できます。
リビングが狭くなりそうであれば、壁付けキッチンを一度検討してみるのもいいですね。
▷スペースを兼ねる
狭いリビングになる場合、家具でもリビングとダイニングを兼ねるというのは効果的な方法でしたが、間取りでもリビングとダイニングを一緒にするのも効果的です。
例えば、畳リビングにしてダイニングとリビングを一緒のスペースにすることであまりスペースがなくても落ち着く快適な空間にするのも良いですよね。
小上がりにすることでキッチンとの高さの違いも上手く解消されるなど、広さを広く出来ないのであれば高さを上手く利用して部屋づくりを行うのも◎
▸▸狭いリビングで気を付けたいこと
ここまで小さいリビングを快適にする方法を見てきましたが、最後に小さなリビングで気をつけておきたいことを見ておきましょう。
気を付ける場所を知っておくことで、間取りや家具選びで失敗することを減らせるかと思います。
まず間取りから見てみると、そのリビングの視線がどれだけ抜けるかどうかはとても重要になります。
部屋は物理的に広く出来なくても、視線が抜けることで実際に感じる広さは大きく変わってきます。
(窓が全くない狭い部屋と窓がある個室では、広さの感じ方は全くちがいます)
そのため、視線が抜けるように窓が配置されているか。
ここは必ずチェックしておきたい重要な項目となります!
ちなみに、、同じ広さで正方形の真四角な部屋と長方形の部屋ではどちらが広くみえるでしょうか?
答えは長方形の部屋です。長方形の方が部屋の対角が長くなるので視覚的に広く見えるんですね。
そのため、対角に家の中がどれだけ抜けるかというのも抑えておきたいポイントです。
同じように、リビングに階段を置いても視覚的に広く見せることができます。
では次に、家具についての注意点も見てみましょう。
狭いリビングに家具を置くポイントとしては、まずリビングに入って一番目につく場所に重く見えるものを置かないこと。
目につく場所に家具があることで、部屋の印象が重たく見えてしまいます。
そのため、一番目につく場所には観葉植物など部屋の印象が明るく見えるような物を置くのが基本となってきます。
また、狭いリビングでは家具や家電も出来るだけ高さを抑えたものを選ぶ方がオススメです。
背の高い家具は圧迫感を出してしまうので、出来るだけ目線よりも低いソファやテーブルなどを選んだりテーブルなどの脚もスチールや細めの物を選ぶと良いでしょう。
大きさも少し小ぶりぐらいの方がリビングにも上手く馴染みやすいです。
▸▸まとめ・・・
今回は狭いリビングを快適にする方法について詳しく見てきました。
家の広さというのは変えられないものですが、家具の配置や家具の大小で部屋の雰囲気は大きく変わってきますし、間取りもどれだけ工夫するかで
生活のしやすさや楽しさは大きく変わってくるということですね。
リビングは毎日過ごす場所。少しでも快適に、また楽しく暮らせるようなリビングを目指したいですね。