広々としたオープンな間取りの注意点|家貴族
広々としたオープンな間取りの注意点
最近は廊下をなくして、オープンな造りをする家が増えてきました。
廊下がない分、他の部屋のスペースが広く取れ視野が広がる分より広々と見えるのが特徴となります。
無駄を省くことで小さい敷地でも効率よく良い間取りをつくる事ができるのです。
しかし、オープンな家ほど広く見えて快適といっても、オープンだからこそ注意が必要な事もあります。
今日はオープンな家をつくる際の注意点をご紹介させて頂きます。
▸▸オープンにしすぎない
オープンな間取りでも、オープンにしすぎてしまうと逆に落ち着かないということです。
玄関を開けると家の中が丸見えになるので、家族だけであれば丸見えでも問題はありませんが
急に配達や来客がきた時に家でゴロゴロとのんびり出来ない可能性があります。
オープンな分常に緊張感をある程度持たないといけません。
特に食事をしているところは人に見られて嬉しい場所ではないので、ダイニングを玄関の近くにつくり
丸見えになってしまうのはストレスになる原因にもなります。
完全にオープンにする訳ではなく、引き戸などで必要な時は戸を閉めることが出来ると便利です。
▸▸家の中の温度
玄関を開けると大きな土間がある家を最近よく見かけます。オープンな間取りでLDKを広く見せる事が出来て
お洒落でかっこいいのですが、土間は家のなかでも寒さを引っ張ってきやすい為部屋全体が寒く感じます。
冬場はエアコンをフル活用しても寒いままの可能性もあります。
オープンな間取りにする際は、冬の寒さを考慮して、床暖房を入れたり全館空調を取り入れる等対策をとっておく事は大事です。
▸▸2階をオープンな間取りにした場合
寝室や子供部屋で区切るのではなく、壁がほとんどない透けている空間にする場合が多くあります。
このように各部屋を区切らない場合は将来部屋を増やしたいとなった時に自由に仕切る事が出来る事が一番のメリットになります。
しかし、オープンすぎると1階の音が丸聞こえになってしまったり、生活時間の違いがあると照明が眩しかったりする事もあるので
そこは注意しないといけません。
家族とはいえ、毎日生活する家なので自分の行動が制限されてしまうとお互いが心地いいと思える家にはなりません。
なので、1部屋ぐらい仕切りのある部屋を用意しておくことをオススメします。
▸▸まとめ・・・
今回はオープンな間取りにする際の注意点をご紹介させて頂きました。
限られたスペースを有効的にする手段としてオープンな間取りは人気にはなりますが
オープンな分だけにプライベートなスペースとパブリックな部分との境目が曖昧になってしまい
結果的に落ち着かない家になってしまう可能性も出てきてしまいます。
オープンな間取りは、メリットもデメリットもしっかり理解した上で
家族で話し合いながら、全員が居心地いいと感じる家づくりを目指したいですね。
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