水災保険に入るべきか?水災のリスクを知り、適切な判断をするためのガイド
2023/11/14
新しい住まい、新しい生活。
新しい家を購入したり、引っ越しを考えている人々は、新しい生活のスタートを切る前に、その土地のリスクを知りたい考えますよね。
特に日本においては、水災のリスクは無視できない要素です。
そこで今回は、水災保険の概要と要否を判断するポイントについて解説します。
水災保険とは?そのリスクと範囲を知る
1:水災の定義を理解する
水災とは、主に「台風、暴風雨、豪雨、融雪」などが原因となって、住宅が損害を被った場合を指します。
浸水や洪水、土砂崩れなども含まれますが、すべての水に関する被害が水災とは限りません。
例えば、給排水設備の事故や他人の部屋からの漏水は「水濡れ損害」として扱われ、水災とは異なるカテゴリーに分類されます。
2:水災と水濡れの違いを把握する
水災と水濡れは、事故の原因が異なります。
水災は自然災害によるものであり、水濡れは主に人為的な事故やトラブルによるものです。
両者のリスクは立地や住環境によって異なり、その評価や対策も違ったものであることを覚えておいてくださいね。
3:リスクの発生度合いを評価する
水災リスクは、河川の近くや標高が低い場所で高くなります。
一方で、水濡れ被害は、立地に関係なく発生し、特に築年数が古い物件では、建物の経年劣化により発生リスクが高くなってしまいます。
4:保険の選び方を考える
水災リスクを理解した上で、適切な保険を選ぶことが重要です。
保険の選び方は、自身の住む場所のリスクや、どのようなリスクから自身を守りたいかによって異なります。
水災保険の必要性を判断するためのポイント
水災保険は確かに日本において大切なものですが、ご自身の住まいに必要とは限りませんよね。
以下では、水災保険の要否を判断するためのポイントを4つご紹介します。
1:ハザードマップの確認
ハザードマップや国土交通省国土地理院の「ハザードマップポータルサイト」で、お住まいのある地域にどのような災害のリスクがあるのかを確認しましょう。
どんな災害リスクが眠っているかを把握できますよ。
2:下水道の状況を調べる
近年、豪雨時に下水道の容量がいっぱいになり、逆流による浸水被害や道路側からの雨水の流れ込みによる浸水被害が多発しています。
そのため、下水道の状況や地域の内水氾濫のリスクも考慮する必要があります。
3:内水氾濫のリスクを確認する
内水氾濫は、川などの氾濫がない場所でも発生することも。
下水道管の水があふれると道路冠水を起こし、それが原因で浸水する可能性があるためです。
市区町村や下水道局などのホームページで、「内水浸水想定区域図」を確認してみてくださいね。
4:保険の内容を詳細に確認する
保険の内容を詳細に確認し、自身のリスクに合った保険を選びましょう。
保険の内容は、保険会社やプランによって異なりますので、しっかりと時間をかけて検討することが大切です。
まとめ
水災リスクは、自然災害だけでなく、日常生活においても無視できない要素です。
水災と水濡れの違いを理解し、自身の住む場所のリスクを把握することで、適切な判断を下せるでしょう。
また、保険選びには、しっかりとした情報理解が必要です。
奈良市周辺で不動産に関するお悩みのある方は、ぜひ当社にお任せください。