相続税の申告義務はある?ない?申告が必要な方の特徴をご紹介!
2024/02/062024/02/16
相続というのは、人生でそう何度も経験するものではありませんよね。
ですが、いざ直面すると、相続税の申告義務に関する深い理解が必要になります。
特に、相続税申告の基本的な義務や判断基準、手続きの流れを明確に理解することが大切です。
この記事では、相続税申告の義務について基礎から解説していきます。
目次
相続税申告義務の基本
相続税の申告義務は、相続人に課せられるものです。
相続人とは、亡くなった方の遺産を引き継ぐ人のことを指します。
しかし、すべての相続人が税の申告義務を負うわけではありません。
申告の必要性は、引き継ぐ遺産の金額や状況によって異なります。
相続人の確認
相続人かどうかは、民法に定められた法定相続人の範囲内で判断されます。
この法定相続人には、配偶者や子ども、親などが含まれます。
しかし、遺言によって遺産を受け取る受遺者も、相続税の申告義務を負います。
相続税の計算
遺産総額から基礎控除額を引いた金額が、相続税の計算の基礎となります。
基礎控除額は法定相続人の数によって変わり、例えば1人の場合は3,600万円、2人では4,200万円となります。
「相続についてのお尋ね」への対応
税務署から「相続についてのお尋ね」という書類が届いた場合、相続税の申告義務があるかを検討し、必要に応じて申告を進める必要があります。
虚偽の回答は避け、正確な情報を提供することが重要です。
相続税申告が必要なケース4選
相続税の申告が必要になる具体的なケースを4つ見てみましょう。
遺産総額が基礎控除額を超える場合
相続人全員に相続税の申告義務が生じる重要なポイントです。
遺産総額が基礎控除額を超えた場合、相続税の申告が必要になります。
法定相続人による相続
民法上の法定相続人であれば、遺産を相続した時点で相続税の申告義務があります。
法定相続人の範囲は配偶者、子、孫、父母などに限られます。
相続人ではないが遺産をもらった場合
遺言で指定された受遺者や、特別縁故者、特別寄与者も相続税の申告義務を負います。
法定相続人でなくても、相続税申告を免れることはできません。
特例で税額が0になる場合
配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を適用して税額が0になった場合でも、申告義務が生じます。
これは特例を適用した結果、税額が0円になったことを示すためです。
まとめ
相続税の申告は、相続人自身が行う必要があります。
相続税の申告義務があるかどうかは、自身でしっかりと判断し、必要な場合には適切な手続きを行うことが重要です。
相続税の申告は複雑なので、不明な点があれば専門家のアドバイスを求めることも有効です。
税務署からの「相続についてのお尋ね」には正確に回答し、必要な申告手続きを忘れずに行いましょう。
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