離婚時の財産分与とは?財産分与の基本から家の処分方法までご紹介!
2024/05/292024/06/21
離婚を前にして、多くの人が直面するのが財産分与の問題です。
離婚時の財産分与は、将来にわたって双方の生活に大きな影響を及ぼすため、公平かつ明確な基準で行う必要があります。
特に、家のような大きな財産の扱いに関しては、知識と手続きの理解が欠かせません。
本記事では、離婚手続きにおける財産分与の基本知識から、特に重要な家のような大きな財産の分与方法までを解説します。
目次
財産分与の基礎知識!家は対象?
財産分与の基本的な種類
財産分与は、3つの種類に分けられます。
1:清算的財産分与
婚姻期間中に夫婦が共同で築き上げた財産を、貢献度に合わせて分け合う方法です。
例えば、共働き夫婦の場合、収入の大きさや家事労働の貢献度によって、分配の割合が決められることがあります。
2:扶養的財産分与
これは離婚後、経済的自立がすぐには難しい配偶者を支援する目的で、一時的に財産を提供する方式です。
扶養的財産分与は、主に家庭を支えながら仕事をしていなかった配偶者への生活支援を目的としています。
3:慰謝料的財産分与
離婚の原因となった配偶者の過失に対する責任を問い、慰謝料の形で財産を分配する方法です。
不倫や家庭内暴力が原因で離婚する場合に、この方式が適用されることがあります。
財産分与の対象になるのは?
財産分与の対象となるのは、婚姻期間中に夫婦で築き上げた共有財産です。
これには、預貯金や不動産、有価証券、退職金などが含まれます。
ただし、結婚前からの個人的な財産や、結婚中に個人的に受け取った贈与や相続などは、原則として分与の対象外です。
家を中心とした財産分与の進め方
では実際に家を中心に財産分与を進める場合には、どうすれば良いのでしょうか。
特に、家を売却してからの分配方法についても見ていきましょう。
1:不動産査定の重要性
家を売却する前には、不動産会社による正確な査定が欠かせません。
査定額は不動産会社によって異なるため、当社のように地域密着型で信頼できる会社を選ぶようにしましょう。
2:売却後の分配方法
家を売却した後の手順は、まず売却益を確定させることから始まります。
その後、夫婦間で事前に合意した割合に基づき、売却益を分け合います。
この過程では、両者の公平な合意をとることが重要です。
まとめ
離婚における財産分与は、双方にとって公平な解決を目指すべき重要なプロセスです。
基本的な財産分与の種類から、特に家のような大きな財産の扱い方まで理解し、適切な手続きを踏むことが、離婚後の双方の生活を支える上で欠かせません。
特に、大きな財産の分与には、正確な査定と公平な分配方法が求められます。
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