山林を売却したい方へ!売却の流れと注意点を徹底解説
2023/11/222024/01/13
山林の売却は、未知の領域だという方も少なくありません。
山林売却のプロセスは一般的な不動産取引と多くの共通点を持っていますが、特有のポイントや注意すべき事項が存在しています。
そこで今回は、山林の売却を検討している方々に向けて、売却の基本的な流れと、売却時に押さえておきたいポイントを解説します。
山林売却の基本的な手続き
山林の売却を始める時には、特別な許可は必要ありません。
一般の不動産売却と同様の手続きで始められます。
以下で、具体的な流れをご紹介します。
1:境界の確定と物件調査
山林の売却において、境界の確定は必須のステップとなります。
隣地所有者との合意のもと境界を明確にし、その後のトラブルを防ぎます。
また、不動産会社による物件調査を行い、立木の状態や面積を正確に把握し、適切な査定を受けることが重要です。
2:公簿売買か実測売買の選択
山林売却では、高額な測量費用を避けるため、公簿面積を正とする公簿売買が一般的です。
しかし、公簿面積と実際の面積にズレがある可能性も考慮し、森林組合が管理する資料も確認してくださいね。
3:契約書の内容確認
契約書の内容は、公簿売買か実測売買かを明確にし、その他の取引条件もしっかりと確認してくださいね。
後のトラブルを防ぐため、契約内容は詳細に記載し、双方が納得した上で進めます。
山林売却時の3つのポイント
山林の売却時には、抑えておくべきポイントが存在します。
以下の3つのポイントを意識すると、売却をスムーズに進められる可能性が高まりますよ。
買い手を見つける難しさ
山林の売却では、買い手が限られるため、価格設定や情報の公開方法に工夫が必要です。
価格は適正に設定し、買い手が現れるのを待つ姿勢が大切です。
仲介手数料の決定
山林売却の仲介手数料には法的な定めがないため、事前に不動産会社としっかりと協議し、契約書に明記しておくことが重要です。
透明性を保ち、後のトラブルを防ぎましょう。
譲渡所得税
売却による譲渡所得には税金がかかります。
売却価格から費用を差し引いた金額が譲渡所得となり、これに対して所得税と住民税が課税されます。
税金の計算と支払いを忘れずに行ってくださいね。
まとめ
山林の売却は、一般的な不動産売却とは異なるポイントが多く含まれます。
境界の確定、適切な査定、公簿売買の選択、そして買い手の見つけ方、仲介手数料の取り決め、譲渡所得税の支払いなど、多くのステップを慎重に進める必要があります。
本記事を参考に、スムーズで安心な山林売却が進めていただければ幸いです。
奈良市周辺で山林の売却を検討している方は、ぜひ当社までお任せください。