不動産売却仲介で手数料無料は危険？無料の仕組みとメリット・デメリットを解説

不動産売却を検討している方にとって、利益を得るために必要経費をなるべく抑えたいものです。

不動産売却で経費になる仲介手数料は無料の不動産会社もありますが、実は、知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。

この記事では、不動産売却の仲介手数料無料の仕組みや、メリット・デメリットを解説します。

不動産会社が仲介手数料無料をうたう場合、大きく分けて2つのパターンがあります。

不動産会社が売主と買主の両方から仲介手数料を受け取る「両手取引」を行う場合、片方からの仲介手数料を無料にすることで、もう片方からの仲介手数料を確保する仕組みです。
例えば、売主に対して仲介手数料を無料にする代わりに、買主から仲介手数料を受け取ることで、不動産会社は収益を確保することができます。

不動産会社が直接物件を購入し、その後、自社で売却を行う場合、仲介手数料は発生しません。
この場合、不動産会社は売主から物件を安く買い取ることで、仲介手数料分の利益を確保していると言えます。
しかし、売主にとっては、物件を安く買い取られる可能性があるため、必ずしもメリットとは言えません。

不動産売却で仲介手数料が無料になる仕組みは、売主にとってメリットである場合もあれば、デメリットがある場合もあります。
ここでは、手数料無料で考えられるメリットとデメリットについて解説します。

1:売主側のメリット

仲介手数料が無料になるため、売却時の費用を抑えることができます。
仲介手数料を気にせず、積極的に売却活動を進めることができます。

2:売主側のデメリット

物件の売却価格が相場よりも安くなる可能性があります。
仲介手数料以外の項目で手数料の請求がある可能性があります。
売却活動がスムーズに進まない可能性があります。

不動産売却の仲介手数料無料には、メリットとデメリットの両面があります。
仲介手数料無料に魅力を感じて、安易に契約してしまう前に、それぞれの仕組みやメリット・デメリットをしっかりと理解することが重要です。
不動産売却は高額な取引となるので、不動産会社に依頼する前にしっかりと調べておきましょう。

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