相続した家の名義変更はなぜ必要?手続き方法とリスクを解説!
2026/06/25
目次
家を相続された際、その名義をご自身のものへと変更する手続きは、多くの方が直面する重要なプロセスです。
親族が亡くなり、不動産を相続したものの、どのように進めれば良いか戸惑うことも少なくありません。
特に、近年相続登記の義務化が進められ、手続きを怠ると予期せぬ問題に発展する可能性も指摘されています。
今回は、相続した家の名義変更がなぜ必要なのか、そしてその具体的な進め方について、分かりやすく解説していきます。
相続した家の名義変更はなぜ必要
義務化された相続登記
相続した不動産の名義変更は「相続登記」と呼ばれ、2024年4月1日から法律で義務化されました。
これは、所有者不明の土地の増加や、それによる土地の管理・活用が困難になる社会問題への対策として導入されました。
相続によって不動産の所有権を取得したことを知った日から3年以内に、法務局への登記申請が必要となります。
過去(2024年4月1日前)に相続した不動産で、まだ名義変更をしていない場合も対象となり、施行日(2024年4月1日)から3年以内、つまり2027年3月末までに手続きを完了させる必要があります。
名義変更しないリスク
相続登記を期限内に行わない場合、正当な理由がない限り、10万円以下の過料が科される可能性があります。
また、名義が故人のままだと、その家を売却したり、担保に入れて資金を借りたりすることができません。
相続から年月が経つと、相続人が増えたり、関係が複雑になったりして、手続きが困難になるリスクがあります。
さらに、相続人が亡くなるたびに次の相続へと手続きが引き継がれ(数次相続)、不動産の権利関係が複雑化し、結果として相続人の負担が大きくなることも考えられます。
家の名義変更手続きの進め方
必要書類と費用
家や土地の名義変更(相続登記)には、相続関係を証明する戸籍謄本などの書類や、登記申請書が必要です。
必要書類は、遺言書がある場合、遺産分割協議で決まった場合などで異なります。
主な費用としては、不動産の固定資産税評価額の0.4%にあたる登録免許税と、戸籍書類などの取得にかかる実費(数千円程度)があります。
例えば、固定資産税評価額が3,000万円の不動産の場合、登録免許税は12万円となります。
専門家(司法書士など)に依頼する場合は、これらの実費に加えて、5万円から15万円程度の報酬が別途必要となるのが一般的です。
専門家への依頼も検討
相続登記の手続きは、ご自身で行うことも可能ですが、必要書類の収集や登記申請書の作成には専門知識や多くの時間、手間がかかります。
特に、相続人が複数いる場合や、関係が複雑なケースでは、手続きが煩雑になり、ミスやトラブルにつながるリスクも高まります。
正確かつスムーズに手続きを進めたい場合や、多忙で時間が取れない場合、あるいは手続きに不安を感じる場合は、司法書士などの専門家への依頼を検討することをおすすめします。
専門家は、書類作成の代行だけでなく、複雑な相続に関する相談にも対応してくれます。
まとめ
相続した家の名義変更、すなわち相続登記は、2024年4月より義務化されており、期限内に手続きをしないと過料の対象となるほか、将来的に権利関係が複雑化するなどのリスクを伴います。
手続きには、相続関係を証明する書類の収集や、不動産の評価額に応じた登録免許税の納付などが必要です。
ご自身で進めることも可能ですが、必要書類の準備や申請書の作成には専門知識や手間がかかるため、特に相続人が多い場合や手続きに不安がある場合は、司法書士などの専門家への依頼を検討するのが賢明です。
スムーズな相続手続きのため、早期の対応をおすすめします。
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