不動産売却の広告費について|家貴族
2021/05/112022/04/05
不動産売却の広告費について
広告費の負担は誰がする⁉
不動産売却に伴う広告費について
不動産売却をするのに意外とかかる広告費、販売活動費。その広告費はだれが負担するんか気になったことはありませんか?
広告費、宣伝費の負担や販売活動の内容、不動産会社の選び方をご説明します。
販売活動に伴う広告費は不動産会社が負担
基本的には広告費は不動産会社が負担します。※基本的にです。例外に関しては後ほど説明します。
不動産会社は広告費や販売活動費を結構使っています。仲介手数料が高いと思われるかもしれませんが、不動産会社の営業マンは見えないところでしっかりと仕事をしているということを分かってあげてください。
販売活動の内容
物件調査
不動産を売却活動するためには、調査することがたくさんあります。買主さまにしっかりとお伝えして、後からトラブルにならないようにするためです。
法務局で謄本を上げ、名義人の確認や地目・広さ・築年月日・抵当権などを調べます。
また役所では用途地域や前面道路の種類、その他条例や規制がないか。水道や下水、ガスは来ているのか、管径はいくらなのか。
現地でも高低差がないか、隣地境界はどこか、接道はいくらか等調べることはたくさんあります。
物件資料作成
店頭に並べたり、他社にも販売活動をお願いするために、調査した内容を資料にまとめます。間取りを作成する必要もあります。
レインズ登録
調査した内容を記入した物件資料に間違いがなければ、「レインズ」という不動産屋だけが見れる不動産情報流通サイトに登録します。
既存顧客へのアタック
預かった物件を早期に売るためにまずは、既存顧客に物件が出たことを連絡し、ご提案します。
近隣住民への訪問
不動産は意外と近所の方が購入されることが結構多いです。近隣の方へ物件情報をお伝えし、購入してくれそうな方を探します。
紙媒体の作成・チラシ配布・折込
地域の方に知ってもらうために、紙の広告を作成し、自分たちで配布しにいったり、新聞に折り込んでもらったり、ポスティングスタッフに配布してもらったりします。紙の広告も1回まいて終わりではなく、何回かまきます。
ポータルサイトへの掲載
スーモやアットホーム、ホームズといったポータルサイトへの掲載です。これが結構金額が掛かります。きれいに写真を撮って、興味を引くような文言を考えて掲載します。
意外とやることがいっぱい不動産営業マン
上記のように、不動産営業マンは売却物件を預かったらやることがいっぱいあります。これに加えて、反響のあったお客様へのご案内、内覧。追客。成約時の契約書・重要事項説明書作成。買主が住宅ローンを組む場合の、ローンのあっせん業務等、やることが山ほどあります。
売主が広告費を負担する場合も
ただし、広告費を不動産会社ではなく、売主様に負担してもらうこともあります。
①売主が特別にお願いした広告
その不動産会社では通常行っていないような広告をしてもらう時には、実費を売主さんに清算される場合があります。
②媒介契約期限前の解約
販売の契約をする媒介契約は最長3か月です。その期限より前に売主側の勝手な都合で解約する場合は、広告にかかった費用を請求する権利が認められています。よっぽどでない限り請求されませんが、悪質な場合は、広告費を請求されることがあります。媒介契約期間内に解約する際には、営業マンとよく話し合って決めましょう。
しっかりと販売活動をしてくれる不動産会社を選ぼう
上記のように、不動産の販売活動は多岐に渡ります。しっかりした不動産会社でないとすべてしっかりしてくれません。
雑な調査と雑な資料。映えない写真を掲載して、魅力ない文言を掲載されてもお客様は来ません。それどころか後からトラブルになる可能性もあります。
しっかりと販売力がある不動産会社に売却の依頼をしましょう。