レインズをみて不動産売却金額を決める|家貴族
2021/03/292022/04/05
レインズをみて不動産売却金額を決める
成約事例をみて相場を把握する
レインズとは
レインズ(REINS)とは公益財団法人が提供しているサービスで、そこに不動産の情報に関するあらゆるデータが登録されています。正式名称はREAL ESTATE INFORMATION NETWORK SYSTEM(不動産流通標準情報システム)で略して「REINS(レインズ)」と呼びます。レインズには今現在売りに出されている物件情報はもちろん、過去に成約した物件のデータも蓄積されています。過去に近隣で同じくらいの不動産がいくらで売却されたのかを見ることができます。このレインズは不動産会社しか閲覧することができません。逆に言うとどこの不動産会社でレインズを閲覧することができます。
販売金額と成約金額の違い
売り出し価格(販売価格)と成約金額は一般的に違います。例えば、販売価格が3680万円だとします。しかし買付時に価格交渉が入って実際に売却した金額は3500万円だったとします。そうすると成約金額は3500万円です。ですがレインズを閲覧しないことには3680万円で売りに出た不動産がいくらで成約したのかは知ることができません。
不動産売却には相場を知ることが必要
ネットで相場を調べた際に出てくる金額は売却金額を収集して作成された金額です。実際には買いたたかれて販売価格よりも低い金額で成約していることがほとんどです。その成約金額を元に算出した金額が本当の相場となります。
ネットだけの情報だと間違った相場の知識が埋め込まれます。不動産会社が査定する際に使うのはレインズに登録された成約事例から集めた情報による査定書です。実際に取引された金額から算出した相場を知ることが、不動産売却を成功させるカギなのです。
媒介契約の種類に注意
不動産売却をするときに不動産会社と結ぶ契約で「媒介契約」と呼ばれるものがあります。「媒介契約」とは不動産会社が販売活動をするための契約です。そして媒介契約にも3つの種類があります。「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」という3種類です。「専任媒介」「専属専任媒介」の場合は預かった不動産物件をレインズに登録する義務があります。レインズに登録されると他の不動産会社も不動産情報を閲覧することができるので、ほかの会社からも案内してもらうことが可能です。しかし「一般媒介」の場合は複数の不動産会社にお願いすることができる代わりに、レインズに登録する義務がありません。なので秘密裏に販売を進める際には、一般媒介をおすすめしますが、通常はレインズに登録する義務のある「専任媒介」「専属専任媒介」を結ぶことをオススメします。
早く売りたいなら買取
不動産売却には売主の都合も買主の都合も様々です。不動産の売買は縁なので、思うように売却できないこともあります。物件によっては安くしても売れないことも。そういう場合に使えるのが「不動産買取」です。通常は不動産会社が仲介に入り、一般のお客様向けに売却するのですが、「不動産買取」の場合は不動産会社が直接売主様の不動産物件を買い取ります。そしてリフォームするなり、解体更地にして再販するなり、どうやって売りなおすか検討します。一般のお客様に向けて販売するより売却金額は低くなりますが、確実に手放すことができることと、現金化が早いということがメリットです。不動産買取はできる会社とできない会社があるので不動産会社選びに注意しましょう。
レインズを見せてくれる不動産会社
レインズは不動産会社だけがみることができるシステムなので、普通はレインズを見せてはくれません。いきなり不動産会社に行って「レインズを見せてくれ」といってもポカンとされるだけです。不動産会社に知り合いがいたりすると見せてくれますが、それ以外は見せてくれる会社をひたすら回り続けるしかありません。当社家貴族ではご都合をお聞かせ頂いた上で、レインズの情報を公開することが可能なので、お気軽にお申し付けください。