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事故物件は売却できる?その方法と相場を解説

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事故物件は売却できる?その方法と相場を解説

事故物件は売却できる?その方法と相場を解説

2026/07/21

目次

    事故物件の売却を検討されている方の中には、「本当に売れるのだろうか」「どのように進めたら良いのだろうか」といった不安や疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    人の不幸や事件が絡む物件となると、その特殊性から売却が難しいイメージを持たれがちです。
    しかし、必ずしもそうとは限りません。
    適切な知識と方法を知ることで、事故物件でも売却の道が開けることがあります。
    今回は、告知義務の範囲や売却相場、そして売却を成功させるための具体的な方法について解説していきます。

    事故物件は売却できるのか

    告知義務の範囲と内容

    事故物件とは、一般的に心理的瑕疵がある、つまり人の死や事件、事故などがあったために、買主や借主が心理的な抵抗や嫌悪感を抱く可能性のある物件を指します。
    2021年10月に国土交通省が定めた「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」は、告知義務の判断に参考となる考え方を示しています。

    このガイドラインでは、自然死(病死や老衰など)や日常生活における不慮の死(階段からの転落、入浴中の事故など)であっても、一定期間が経過した場合や買主の意向によっては、告知が不要となるケースがあることが示されています。
    一方、自殺、他殺、火災による死亡、事件性や社会に与えた影響が大きい事案などは、告知義務の対象となる可能性が高いです。

    買主や借主にこれらの心理的瑕疵について正確に伝える義務を怠った場合、宅建業法上の責任を問われるほか、損害賠償請求や契約解除といった民事上のリスクが生じることがあります。
    告知すべき範囲は、事案の発生時期、場所、死因、特殊清掃の有無などですが、故人の氏名や具体的な死の態様などはプライバシーに配慮し、必ずしも伝える必要はありません。
    最終的な告知の要否については、不動産会社に相談することが推奨されます。

    事故物件の売却相場

    事故物件の売却価格は、心理的な要因から通常物件よりも相場より低くなるのが一般的です。
    その価格差は、事故の内容や程度によって大きく変動します。

    具体的には、自然死や孤独死、事故死など比較的軽微なケースでは通常物件の1~2割程度、自殺や事故死で特殊清掃が必要な場合は2~3割程度、そして他殺や凄惨な事件の場合は3~5割程度、価格が下がる目安とされています。
    例えば、市場価格が3,000万円の物件であっても、状況によっては1,500万円程度まで価格が下がる可能性も考えられます。

    ただし、これはあくまで一般的な目安であり、物件の立地条件、周辺環境、経過年数、そして買主の心理的影響の受け方によっても価格は大きく変わります。
    正確な相場を把握するためには、事故物件の取り扱いに慣れた不動産会社に査定を依頼し、物件ごとの状況を詳細に確認することが不可欠です。

    事故物件を売却する方法

    仲介と買取の選択肢

    事故物件の売却方法には、主に「仲介」と「買取」の2つの選択肢があります。

    「仲介」は、不動産会社に買主を探してもらう一般的な売却方法です。
    事故物件であっても、告知をしっかり行い、買主候補を見つけることで売却は可能です。
    しかし、事故物件の取り扱いを敬遠する不動産会社もあるため、専門知識や経験が豊富な会社を選ぶことが重要となります。

    一方、「買取」は、不動産会社が物件を直接買い取る方法です。
    買主が不動産会社自身となるため、契約不適合責任が免責されるケースが多く、スピーディな売却が期待できます。
    しかし、不動産会社が再販益を見込む必要があるため、市場価格よりも低い価格での買取となるのが一般的です。
    どちらの方法を選択するかは、売却を急ぐ度合いや価格への希望によって異なります。

    売却を成功させるコツ

    事故物件をスムーズに、そしてできるだけ良い条件で売却するためには、いくつかのコツがあります。

    まず、価格設定が重要です。
    物件の状況によりますが、一般的に1~5割程度の値引きが目安とされることもあります。
    買主の心理的な抵抗感を和らげるためには、適切な価格調整が不可欠です。

    次に、物件の状態を整えることも大切です。
    室内の清掃はもちろん、必要であれば修繕や特殊清掃を行い、清潔で快適な印象を与えるように努めましょう。
    心理的な抵抗感だけでなく、衛生面での不安も払拭することが期待できます。

    また、供養やお祓いを済ませることで、買主や借主の抵抗感を和らげる効果が期待できる場合もあります。

    不動産会社選びも成功の鍵となります。
    事故物件の取り扱いに慣れており、専門的な知識を持つ会社に依頼することが重要です。
    契約方法についても、専任媒介契約や専属専任媒介契約を選ぶことで、担当者がより積極的に売却活動に取り組んでくれる可能性が高まります。

    場合によっては、建物を解体して更地として売却したり、一定期間時間を置いてから売却したりすることも有効な手段となり得ますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、不動産会社と十分に相談した上で進めることが肝要です。

    まとめ

    事故物件であっても、適切な知識と方法を用いれば売却は十分に可能です。
    重要なのは、まず告知義務の範囲と内容を正確に理解し、買主に対して誠実に対応することです。
    告知義務違反は、後々大きなリスクにつながる可能性があります。

    また、売却価格は通常物件よりも低くなる傾向がありますが、死因や物件の状態に応じた適正な価格設定が成功の鍵となります。
    売却方法としては仲介と買取の選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

    事故物件の売却に強い経験豊富な不動産会社に相談し、物件の状態を整え、適切な価格設定を行うことが、スムーズな売却への近道となるでしょう。

    私が記事の監修を行いました

    家貴族 代表 岡本博貴
    ・宅地建物取引士、1級建築施工管理技士
    ・不動産会社経営7年
    ・年間売却相談件数100件以上
    ・グーグルクチコミ多数評価あり
    ・近畿大学建築学科卒業後、大手ゼネコン「大林組」で10年間建築の現場監督(施工管理)として従事したのち独立。不動産売買事業で独立するも、不動産業界の不透明性の影響で売主側が知らない間に損させられる仕組みに疑問を抱き、売主目線に立った事業にシフトチェンジ。建築と不動産の知識を活かして、奈良市をメインに奈良の地域に密着した不動産の売却に特化した会社として家貴族を運営しております。

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