机上査定と訪問査定どちらが良い?|不動産売却・買取|家貴族
2021/04/202022/04/05
机上査定と訪問査定どちらが良い?
机上査定はあまり意味がない!?|不動産売却・買取
机上査定と訪問査定について
不動産売却の第一歩として不動産会社に査定をしてもらうと思います。その査定をする際に、机上査定か訪問査定かを選ぶことができます。どちらを選ぶかによって査定額は大きく変わります。不動産売却で成功する秘訣は相場を知ることです。机上査定と訪問査定、どちらがちゃんとした相場を知ることだできるでしょうか。なぜ訪問査定をしてもらわないといけないか説明していきます。
机上査定と訪問査定の違い
まず、机上査定と訪問査定には査定方法に大きな違いがあります。机上査定の方はわかる情報が限られるので土地や建物の大きさや築年数を元に近隣での取引事例を元に平均的な金額を提示することしかできません。なので査定額にも「1200万円~2400万円」などと1000万円以上の開きがでるのです。
逆に訪問査定の場合は、近隣施設の状況や前面道路との高低差、敷地境界時の状況や近隣の雰囲気など、それから新築時の価格やリフォーム履歴を見て査定額をだします。やはり情報が多いほど、査定額は「2200万円~2400万円」などと、幅を少なくすることができます。
新築時に格安建売住宅で建てた家と、大手ハウスメーカーで建てた家だと、広さや築年数が同じでも査定額は大きく変わります。築古物件でも、リフォームした物件とそうでない物件とでも大きく査定額は変わります。我々不動産屋がみたいのは、次に購入される方がリフォームするのにどれだけ費用がかかるのかというところなのです。
だからと言って売却前にリフォームする必要もないです。今は若い方でも新築を買わずに、中古物件をリフォームやリノベーションをして住まわれる方が増えてきました。だから余計なリフォームをされて費用が上乗せされると困る方の方が多いです。しかし、現状があまりにもボロボロだとイメージも付きにくいので、現状の家の状況を拝見し、整理できるのかできないのかなどの判断をし、「売れる金額」を不動産会社は提示しますし、場合によっては必要最低限のリフォームやクリーニングを提案することもあります。
一括査定サイトの闇
よく、すぐには売るつもりはないけど大体自分の家や土地がいくらかなのか知りたいという方が一括査定サイトを使って、査定額を確認しようとします。そこですぐに売るつもりがないのですから、机上査定を選択されると思われます。しかしそうやって取り寄せた査定金額はとてもじゃないですがまともな金額ではありません。
一括査定サイトに登録している不動産会社は運営会社に費用を払ってお客さんの情報をもらっています。だからお客様をその気にさせる為に相場よりも大幅に高い査定額を提示してきます。その高い査定額を信じて売りに出してもお客さんは付きません。不動産会社からも「机上査定ですからあくまでも簡単な査定なので責任もてません」と言われて終わりです。また、一括査定サイトに査定依頼された方はわかると思いますが、しつこい営業電話がひっきりなしにかかってきます。一括査定サイトでお願いする場合でも、数社に絞ってでも訪問査定をしてもらいちゃんとした相場の目安金額を把握しておくことが必要です。
机上査定は全くあてにならない
上にも述べましたが、机上査定というのは、大雑把な金額であり、不動産会社がお客様の興味を惹くために大げさにだした金額です。実際に売れる金額を知らないことには売却後の計画ができません。大金が入るとあてにしていたのに、いざ売れる金額がめちゃくちゃ安かったら、その後の計画に大きな狂いが出てきます。すぐに売るつもりがなくても、いずれ売るつもりでいるのでしたら、一括査定での机上査定などで楽して相場を知ろうとせずに、しっかりと地元の不動産会社に連絡をして査定してもらうことをオススメします。
【結論】訪問査定を選ぼう
一括査定サイトや机上査定は全くオススメしません。どうせ査定するなら訪問査定をオススメします。今すぐに売るつもりがなくて、家の片付けもままならない方は訪問査定でなくても、しっかりと不動産会社に連絡してください。購入時の資料やリフォーム歴、近隣の状況や使用状況について話あうことで、ほぼほぼ正確な金額が出せます。訪問査定が必須と言っているわけではありません。しっかりと不動産会社に情報を提供して、ちゃんとした査定書をもらいましょう。その査定書があれば、数年後に売りに出すときでも虎の巻のように参考になりますし、将来の計画も立てやすいです。一度査定した不動産会社ならその後の相談もしやすいです。かかりつけの不動産会社的なものを持っているとかなり便利です。実際に売りに出すときには他の不動産会社にも査定してもらえばよいのです。