ちゃんと知ってますか!?不動産仲介の仕組み
2022/07/222023/09/02
まず、ご理解いただきたいのは、不動産の取引というのは、「高く売りたい売主」と「安く買いたい買主」との心理戦です。ただし、不動産の購入は一般の方が人生のうちに何度も取引するものではありません。そこで我々不動産のプロが、売主・買主の代理人として、不動産の売買のお手伝いをさせて頂くのです。それが我々の仕事「不動産仲介」です。
一般人は知らないレインズ
不動産売買をする上でまず知らないといけないのは、「レインズ」の存在です。一般のお客様は不動産を探そうとすると、SUUMOやアットホームなどのポータルサイトと呼ばれるものだと思います。
しかし我々不動産業者が物件を探すときに見ているのがこのレインズ。レインズとは不動産会社だけが見れる不動産流通ネットワークです。売りたい人が、ある不動産会社に売却を依頼したら、依頼された不動産会社は、依頼された日から数日以内にレインズに登録します。
そうすることで、全国の不動産会社が売り物件情報を入手することができ、自社のお客様へご紹介します。
SUUMOやアットホームは不動産会社ではない
SUUMOやアットホームでいくつもの物件をチェックして、資料請求したら、いろんな不動産会社から電話が鳴ります。それはスーモやアットホームはただの物件を掲載している媒体に過ぎないからです。不動産会社はSUUMOやアットホームに広告費用を払って物件を掲載しています。資料請求をする掲載している不動産会社から連絡がくるのです。
よくある間違い
ポータルサイトに掲載している不動産会社しか案内できない?
意外と多い間違いなのですが、SUUMOやアットホームに掲載している不動産会社しか、その物件を案内することはできないと思っていませんか?
確かに、売りたい人から販売を依頼されている不動産会社が主にポータルサイトへ掲載します。しかし、先ほどでた、レインズではすべての不動産会社が売り物件の情報を把握しております。どの不動産会社でも同じ物件を案内してもらうことは可能なのです。
ネット掲載している不動産会社から買うと安くなる!?
これまた多い間違いなのですが、購入時・売却時にかかる諸費用として、仲介手数料があります。仲介手数料は不動産会社に対する報酬で、成約価格の3%+6万円と消費税です。売りと買いの仲介会社が2社はいると、余計な中間マージンを取られていないか不安になると思いますが、そうではありません。仲介手数料は売主・買主共に払う必要があります。
売り側仲介は売主から報酬をもらい、買い側仲介は買主から報酬をもらいます。そして仲介手数料の上限金額は法律上できまっているので、ぼったくられることもないのです。逆に、仲介手数料以外の名目で費用を請求されることがあったら疑った方が良いです。
わからないことはお気軽にご質問ください
いかがでしたでしょうか。不動産仲介について知らない部分もあったのではないでしょうか?
不動産会社によってはここまで詳しく説明しないところの方が多いので、なかなか不動産業界の仕組みについて知ることはありませんし、間違った認識のまま、不動産取引をしてしまう方も多くいらっしゃいます。
正しい知識をつけておけば、不動産会社に騙されずにすみます。
不動産取引で疑問が生じた場合は、いつでもお気軽にご質問ください。奈良市以外の全然関係ない地域の方でも無料でオンライン上でアドバイスさせて頂きます。