【失敗する人の特徴】大手だから安心だと思ってる【最強の不動産売却術】
2022/12/022022/12/02
今日の損する売主さんの特徴の説明は、「大手だから安心」だと思っている人です。
そもそもこれは不動産業界にあまり良いイメージがないということだったり、不動産会社の数が多すぎて、どこに依頼してよいかわからないというのも大きいと思います。
だから聞きなれた大手や知名度で判断してしまうっていう気持ちはわからなくもないです。
ですが、知名度や聞いたことある!というだけで不動産会社選びをしてしまうと、大手であろうと売主さんは損させられてしまう可能性があるので、しっかりと理解できるまで何度も動画を見てください。
まず最初に確認なのですが、不動産売買っていうのは、高く売りたい売主と、安く買いたい買主の戦でもあります?
ここは大丈夫ですよね。
じゃあ、その間にはいる仲介会社は売主と買主、どちらのミカタなのでしょうか?
ここをほとんどのお客様が理解されていないので、聞きなれない言葉が出てくるかもしれませんが、よく聞いて仕組みを理解してください。
まず、不動産業者の報酬の仕組はご存じの方も多いと思います。
そう、売買契約が成立した時に初めて発生する、仲介手数料という費用ですね。
基本的には、成約価格の3%+6万円と消費税が仲介手数料の上限です。
ここでよく聞いてほしいのが、この仲介手数料というのは、売主も買主も同様に不動産会社に支払うのです。
だから売主と買主の間に仲介会社が単独の1社であろうが、共同仲介と呼ばれるように2社はいろうが、売主・買主がそれぞれ支払う手数料の額は一円も変わらないのです。
なんとなく、間に2社入ると中間マージンが発生していそうで、損した気分になるかもしれませんが、そいう言うわけではないのです。
ですが、不動産会社からすると事情は全く違います。
自分の会社1社で売主と買主双方の契約をさせると、1回の取引で2倍の手数料をもらうことができるのです。これを両手取引と呼びます。
たいていの不動産会社はこの両手取引で倍の報酬を手にしたいから、囲い込みをするのです。
通常、家を売りたい人から販売依頼を受けた不動産会社は、レインズという、宅建業者専用の流通システムに登録する必要があります。一般の方が家を探すときにはスーモなどをつかって探すと思うんですが、宅建業者はこのレインズに登録された情報から、物件を探すんです。売主様から販売を依頼された仲介会社が、売り情報をレインズに登録して、その他の仲介会社がレインズをみて購入希望者を案内するという仕組みです。
これが本来あるべき売買仲介の姿です。ですが、両手取引を狙う不動産会社はレインズに掲載自体はするものの、他社から案内の申込が入った際に、商談中ですとか、販売準備中ですとか、他にも様々な理由をつけて、他社の案内を断ります。裏でそんなことをされていることは、売主様は知る由もありません。
これが囲い込みです。
そしてその囲い込みをどんな会社がしているのかというのは、ウェブの記事にデータと一緒に書かれていたので、その記事のURLを概要欄に貼り付けておきます。
その記事には大手不動産会社各社の両手比率が載っているので、会社選びの参考になるかもしれません。
ここで最初に戻ります。
仲介会社は誰の味方なのか?
もう皆さんお分かりですよね。
両手取引を狙う不動産会社は、売主・買主どちらのみかたか?
そう買主側の味方なのです。もっというと自社の買主を優先しているのです。
確かに大手には、たくさんの買いたいお客様がいてます。
でも仮にその地域で100人の購入希望者がいたとしても、その大手のシェア率は高くてもせいぜい30%程です。不動産会社の数はいまやコンビニよりも多いのが実情。残りの70%は他の会社に分散して存在しているのです。
その購入希望者100人全員にアプローチすることが、売主様にとっては一番有利な方法であり、最強の売却方法なのです。
そしてそれを実現するのが、我々のような不動産売却に特化した不動産会社なんです。
最初から両手取引を狙わないから、囲い込みがなく、レインズを通じて幅広くアプローチすることが可能です。私から言わせてもらえば、少しでも可能性を広げたいんだったら、こういう会社に依頼する以外に選択肢はないと思っています。
買主様が安心感を求めて大手に行くのは百歩譲ってわかります。ですが、売主様もおんなじような感覚で大手に行ってしまうと、まんまとやられてしまいますよ!ということが今回言いたかったことです!